小低学年で観察力を養っておくこと
小3生の理科。授業中、実際にもんしろちょうを飼育したり観察していない公立小学校がありました。テレビなど視聴教材は使われるのかもしれません。今はこのような小学校も珍しくないのでしょうか?この学校に通う生徒さんのおかあさんが虫嫌いだったりすると、一生、家で虫を飼うこともなく、生のもんしろちょうや青虫に触れずに、育っていくことになるのでしょうね。ますます、身近な生物である虫の世界への興味がどんどん遠のきます。
私は、いまだに、小学校の理科で、「明日までに青虫を捕まえてらっしゃい。」という宿題が出て、友達とキャベツ畑に出かけていったのを覚えています。また、はじめて家で青虫を飼った時、まだ青虫がさなぎになり蝶になることをぼんやりとしか知らなかったため、虫とりかごのなかで、さなぎになったのをよく見ないで、「青虫の数が減った。弟が逃がしたんじゃないの?」と疑ったことすら覚えています。何時間も粘って、はじめて羽化を見た瞬間は感動体験でした。
わがやでも、子供が小さい頃は毎年のように青虫を育てました。羽化する場所が悪かったのか?羽がうまく広がらなかった蝶もしましたから、実際の飼育観察は視聴教材とは違う生の体験をたくさんもたらせてくれます
中学以降の理科では観察力、実験力が大切になってきます。小学校低学年~中学年の時間があるうちに、ご自宅でもできる実験・観察に取り組み、理科力を育んでおくことをおススメします。1~4年生の間に、植物を育てることや昆虫・魚の飼育をおススメします。
勉強が本格化して、多量の知識暗記をする必要が出てきた時、小低学年時の理科体験がたくさんあるお子さんは、ないお子さんよりも理解や覚えが早いです。
実験や観察が大事ならば、実験教室にいれなくっちゃ!と、すぐに外注することだけを考えずに、休日などを利用して、家でできることを少しずつ取り入れてみましょう。わがやでは、市や博物館の1日教室を利用したこともあります。安くて手軽でとてもよかったです。