テストでケアレスミスを防ぐための工夫
算数テストのケアレスミス、多い、少ないの差はありますが、全くないというお子さんは見たことがありません。今日は、ケアレスミスを防ぐためのちょっとした工夫をご紹介します。いずれも、普段の学習から取り入れてみたいものです。
1)自分の書いた文字を読み取りまちがいする
自分で書いた小数点を、次に使うときに読み取りミスするあるお子さんは、小数点を「.」ではなく「、」(句点)で、長くしっかり書くように心がけて下さい。また、6と0の書き分けができずに見間違いしやすい人は、6の先は長く書こうとするとともに、曲げて書くように努めておくといいです。1は先に「かざり」をつけるのは絶対にやめましょう。7とまちがいやすくなります。普段から、間違えやすい数字、小数点、記号などを一度チェックしておきましょう。テストで合っているにもかかわらず、「6」を「0」と判断されて×になったお子さん、何度もみかけました。「できていたのに!」は通用しません。もったいないですね。
2)写し間違いが多い
問題の数字を使って、計算、筆算をしようとするとき、数字をまちがえて移すお子さんがよくいます。151を115として計算に使っていますなどです。このようなお子さんは、普段の学習から左手の指を問題文にあてて、ガイドにつかいながら数字を写すようにしましょう。また、数字に線や〇をつけながら読むのでもよいです。
3)あわてて公式をまちがえる。
家庭学習ではまちがえることがなかったのに、テストとなると慌てるのか?公式をまちがえて使ってしまうお子さんが結構います。たとえば、三角形や台形の面積を求めるのに、ついつい、÷2を忘れてしまうお子さん。そのようなあわてん坊のお子さんは、三角形や台形がでてきたら、まず、問題文の横に1/2(または÷2)と書いてからはじめることをお勧めします。実は、わが子が小4の頃、難問を解くわりにこのようなミスを連発するので、このような指導をしたことがありました。お子さんによっては、公式を((下底)+(上底))×高さ÷2と言葉でしっかり書いてから始めると、落ち着いて間違えなくなります。普段はできているのに、テストで慌てると、(上底)と(高さ)に同じ数字を入れたりするお子さんも結構多いものです。